カウンセリング

カウンセリングは有名な言葉でよく使われていますが
何をするか分からないという意見が意外と多いのも事実です
なんだか奇妙な不思議な世界ではなく
どんなことをするか知っておくと気軽な体験かもしれません

カウンセリングとは、相談者の心の悩みや問題について
専門的知識のある相談員が援助すること
相談者のことをクライエント
相談員のことをカウンセラーと呼ぶこともあります

カウンセラーは言葉での交流や動作の交流(身振り手振り、行動)を通じて
クライエントの問題を解決したり心理的な成長を促します

その交流に用いられるのが様々な心理療法であり
(相談援助の内容によっては心理療法を用いない場合もある)
カウンセリングは悩みによって対応方法が異なるということであります

さらに簡単に言うと、まずは悩みを話してみることから始めます
話をしていくうちに悩みの解決法や今後の方向性を
カウンセラーと一緒に考えていき
そしてカウンセラーは知識を使い援助を促してくれたり
情報を提供してくれる場合もあります

他の分野の専門家(医療関係者や教育従事者等)から協力を得て
クライエントを援助することも多く
基本的に健康な方や神経症の方にカウンセリングは適応されるが
医療と連携することで精神病の方などにも適応されることもあります

意外と健康な方にもカウンセリングが適応されるとは知らなかったのではないでしょうか?
つまり、カウンセリングは深い悩みだけでなく
将来展望やちょっとした問題解決など気軽な相談も受け付けています
ますは、一人で悩まず専門家に相談することで、見通しが見える場合があるので
専門家を有効に活用することをお勧めします


ストレスとは

最近はよく使われる用語で、現代では小学生でも知っていることがある言葉ですが
単純に言うと、何かの刺激が心に負担がかかっている状態を指します

ストレス過多であると心身によくない兆候が現れることがあり
ストレスに曝されると心身が深刻な反応を引き起こすため
ストレス緩和方法や低減方法を考えていく必要があります

心理面では、カウンセリングをはじめ、ストレス対処法、コーピング
リラクゼーション法などストレスに曝された心のケア方法が色々あります

ストレスとは、セリエのストレス学説が有名であり
心身の歪みを生じさせる外的からくる刺激をストレッサー
その刺激によって心身が適応しようと反応を起こすことをストレスとした

つまり、外的刺激によりストレス反応が生じるわけだが
その反応は身体や精神に悪影響を与えることがある
それは、ストレッサーによる刺激への対抗反応であり
そこに曝されることで過剰反応となり自律神経系に影響を与えることがある

そのため、食欲不振、不眠、集中力低下、活動意欲の低下
イライラ、不安感、抑うつ症状などが現れ
また身体も、肩こり頭痛、疲れがとれないなど症状がでることもあります

広義に考えれば、外的な刺激全般的に体に負担のかかるものは
ストレス刺激として捉えられ
例えば、対人関係により精神的苦痛を感じる外的刺激
(いじめ やハラスメントのような)だけではなく
アレルギーを引き起こすような物質による外的刺激(花粉やダニ、ほこりなど)
日常生活内で起こる外的刺激(気温の変化、騒音など)も含まれます


投稿日: 2016年1月3日 | カテゴリー: ストレスチェック タグ:

ストレスチェック臨床心理士が高ストレス者を面談

先日、産業関係の学会に行き
ストレスチェックの講義を受けてきました。

前半はストレスチェックの概要を産業医が講義して
後半は臨床心理士から講義を受けました。

前半の産業医からの講義では
ストレスチェックでは殆どの企業の産業医は
アルバイト的に1か月に2時間くらいしか企業を訪問しないので
その2時間は殆どが労働者の健康管理に関すること

作業の管理に関することで終わってしまうため
ストレスチェックの面接指導までは到底及ばないというのが現実とのことでした。

ですから、高ストレス者が出た場合
臨床心理士や保健師などが面談を行ってから
医師への面接へつなぐという連携が望ましいという事です。

産業医は精神科医が全医師の20%と言われており
ほとんどが内科、外科、整形外科、皮膚科など
色々な科のお医者様がされているのですが
それよりも臨床心理士の方が
心(心理分野について)のことが多少わかっているのではとのことでした。

まだまだ課題の多いストレスチェックですが
あくまでも職場で不調になった原因を探ることで
プライベートな問題ではないので
もし得点が思ったより高くなってもそこは驚かず
正しく客観的に診てもらうことがいいかと思います。


ストレスチェック外部委託について

臨床心理士とは

心理学の専門家、臨床心理士というのは最近よく耳にすると思いますが、
臨床心理士とは一体、どんな職業で、どのように資格を取得するのでしょうか?

まず臨床心理士になるには、日本臨床心理士資格認定協会の試験に合格しなければなりません。
受験資格は、同協会が指定する大学院で心理学を学ぶか、
または海外で同等の教育を修めていることが必要になります。
合格すれば臨床心理士の資格を得られるものの
医師免許のような 国家による認定資格ではありません(学会資格)。

近年、国家資格に格上げしようという動きが厚生労働省で検討されている矢先に、
社員50名以上の会社に対してストレスチェックが義務化となる法案が決定し、
2015年の12月1日より開始となります。
余談になりますが、このストレスチェックでは産業医の負担が大きく
医師の中からも臨床心理士がなぜもっと活躍でるようにしないのかと
国に対して疑問視する声が少なくありません。

心理カウンセリングは、大半の時間を悩んでいる依頼者が話すことに費やされます。
当然1回約50分程度のカウンセリングをしても
その一度のカウンセリングで劇的変化はありません。
例えば、身体の病気は薬を飲んだり、入院したり、あるいは手術し
悪いところを切除すれば比較的早く治ります。
ところが周りにうつ病を抱えていらっしゃる方がいらっしゃれば理解できるでしょうが
心の病気は投薬でもすぐに完治することはなく相当な時間を要します。

特に患者が幼少時代の出来事や心の底にある怒りや他の要因など
無意識レベルでうつ状態になっている場合などは
カウンセリングでじっくりと臨床心理士に話すことが
精神科で薬を沢山もらうより改善するケースが多いのも事実です。